展示場へ(その2)

2002年某日。

せっかく気に入ったS社のプランAが建てられないことがわかった私たち夫婦は、意を決して(?)自宅から車で10分程度の展示場へ出かけてみることに…。

前回の失敗を教訓として、今回は自分たちなりの建てたい家の感じを少し話し合ってみたところ、「高気密・高断熱」、それと「南仏風」というのをポイントにメーカー探しをしてみることになった。

行き当たりばったりで展示場を訪れたのでは、疲れるわりにあまり得る物がないことに気づいた私たちなのだった。(遅いけど) 






前回の展示場から遠く離れているとはいえ、やっぱり入っているメーカーのほとんどは同じ大手メーカーだったが(あたりまえ?)、1軒だけ私たちが気になるモデルハウスを見つけた。

輸入住宅の○社だ。

「高気密・高断熱」「2×4」を謳っている輸入住宅メーカーのようだ。





ところで、この会社の頭文字さえ表現できないのには理由があって、私もオットも社名すら忘れてしまった上に、今現在資料もまったく手元に残っていないのだ。(理由は後ほど明らかになるはず)









○社の素敵な欧風のモデルハウスに入ってみると、オットは、まずその玄関ドアの厚みに感動してるようだった。

開け閉めするたびに、風が抜ける音が「シュッ」として、いかにも高気密といった感じ。

出迎えてくれたのは、背が低くかっぷくの良い営業マンと、中年の女性だった。

中はやはりバブリーな感じで現実離れはしているけれど、壁のコテ塗りといい、ムク材の床といい、けっこう好感触だ。







なんとなく気に入ったので、営業マンの話を聞いてみることにしたら、なんとその会社の設立何周年だかの記念(すみません、忘れました)で、限定5棟のみ超破格値で建ててくれるという。

しかも、プランは「ジョージアン」「プロヴァンス」「アーリーアメリカン」の3つから好きなデザインを選べるのだが、その「プロヴァンス」こそ、私たちが欲しい南仏風のおうちではないか!!

壁のコテ塗りや、ムク材の床はオプションだったのはちと残念だったが、その限定5棟に限り、普通はオプションの食洗機や照明、カーテン、アンティーク調の家具などの中から組み合わせて無料でプレゼントしてくれるというし、なんかすごいおいしい話だ。

そして目の前の営業マンがとどめの一言、


「でも、既に5棟のうち4棟はご成約済みでして、現在商談中のお客様が2件ございます。次回いらしていただいたときに、まだ残っているかどうか、私からはなんとも言えません・・・」


こ、これはもう決めるしかないっ!






ところがどっこい、前回のS社のプランAと同じで、やっぱり今回も○社の超お得プランの間取りは、南北にかなり縦長な建設予定地からはみ出てしまうのだ。

隣もオットの実家の土地ではあるが、2つの区画をまたがって家を建てるには色々な手続きがありそうだし、それ以前に、実家の土地を使わせてもらうのなら、きちんと話をしておかなくては。

「次に来たときには、もう残ってないかもね…」と、ちょっぴり寂しい気持ちでモデルハウスを後にする私たち。






…が、今考えるとこのとき契約してなくてほんとに良かったー!!と心から思う。(理由はその3で明らかになる…。引っ張りすぎ?)

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